全然パソコンがわからない私には到底使いこなせそうにないけど・・

今日は 私のおばあちゃんの話が書きたいなと思います。

私の父は隣のうちまで歩いて5分くらいかかるような、スーパーもコンビニもなくて改造したバンがいろんな食材を運んでくるようないまどき人が亡くなったら土葬するような・・そんなド田舎の出身です。

いまどき土葬はないでしょう?と思った方・・
これが本当なんですよ。
埋めちゃうんですよ・・

おばあちゃんは今80代。
おじいちゃんは私が高校生の時に前立腺の癌で亡くなった。
もちろん土葬した。

おばあちゃんとおじいちゃんはお見合いで結婚した。
おばあちゃんは結婚式の当日におじいちゃんに初めて会ったらしい。
おじいちゃんは19歳。おばあちゃんは20歳の時の結婚だ。
おじいちゃんは当日「結婚なんかしないぞ!」と駄々をこねたらしい。
でも おばあちゃんに逢ってみてあっさりと結婚した。
腹をくくったのだろうか・・それとも 若い頃かなり美人だったおばあちゃんを見て「まぁいいかな」と思ったのだろうか?

終戦しおばあちゃんとおじいちゃんは一緒に暮らし始め子供が二人うまれおじいちゃんは教師になった。

私の小さい頃のおじいちゃんの印象は無口で私に甘い顔をしないでも すごく大きな人だったと思う。
完全な亭主関白だった。
おばあちゃんは 私や私の家族やご近所の人がおばあちゃんの家でご飯を食べる時 みんなのご飯を作って運んで自分は一人で台所でお茶漬けを食べるような人だ。

おばあちゃんの家の地方が台風で被害があったとき5歳の私は心配でおばあちゃんの家に電話をかけたことがあった。
おじいちゃんは 「心配してくれたんか?」としか言わなかった。おばあちゃんにすぐに代わられておばあちゃんは嬉しそうに泣いた。

強いおじいちゃんと 3歩さがってついていく働き者のおばあちゃんの夫婦だったと思う。
都会のおしゃれなおじいちゃんやおばあちゃんじゃないし 今の時代にはものすごく合わないふたりかもしれない。
けど 80歳になったおばあちゃんは私が遊びにいくと おじいちゃんの話しを何時間もしてくれる。
早く逢いに行きたいそうだ。
私はおばあちゃんに自分の花嫁姿でも見せてあげて喜んでもらいたいから もう少し・・あと5年・・いや10ねん?は生きていてほしいけど おじいちゃんが恋しくて仕方ないらしい。

今でもおばあちゃんはおじいちゃんに恋してる。
それは依存というかもしれないし、おばあちゃんは独りでは何もできなくて おじいちゃんに頼りっぱなしの人生だったのかもしれないけど でも実際 現実におばあちゃんは今でもおじいちゃんに恋している。
すこし恥ずかしそうにかおを赤くしながらおじいちゃんの事をのろけているおばあちゃんは綺麗だな〜と思う。

大恋愛で結婚したわけでもなかったのに。
むしろ いやいや結婚したはずなのに。
幸せだったんだろうな〜。
いいな〜・・・

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